切りくず処理性を向上するチップブレーカー付き焼入れ鋼仕上げ切削用製品FAニュース

タンガロイは、焼入れ鋼仕上げ切削用「HP」チップブレーカー付CBNを発売した。従来品に加え、HPチップブレーカーを追加することで、焼入れ鋼加工領域で切りくず処理性を向上する。

» 2018年08月31日 07時00分 公開
[MONOist]

 タンガロイは2018年8月8日、焼入れ鋼仕上げ切削用「HP」チップブレーカー付きCBNを発売した。従来品の焼入れ鋼の深切込み加工用「HM」「HF」チップブレーカー付きCBNに加え、HPチップブレーカーを追加することで、焼入れ鋼加工領域で切りくず処理性を向上する。計17形番を展開し、価格は6700〜1万1200円(税別)だ。

 HPチップブレーカーは、切り込み0.2mm以下の仕上げ加工領域で、切りくず処理を安定して行い、作業能率を改善する。切れ刃とブレーカーの位置を最適化することで、クレータ摩耗を抑制し、切刃の負担を軽減。切削抵抗が低い刃先仕様により、ワークの変形とびびりの発生を抑制する。

 また、良好な切りくず処理性と、優れた加工面精度を両立するワイパー刃付きHPインサートを設定。連続加工に適するBXM10インサートと、断続加工に適するBXA20インサートも用意する。

photo HPチップブレーカー付きCBN(クリックで拡大) 出典:タンガロイ

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