計測データから有用な情報を引き出す自動化ソリューションを発表組み込み開発ニュース

日本ナショナルインスツルメンツは、エンタープライズ向けのソフトウェアソリューション「Data Management Software Suite」を発表した。計測データから有用な情報を迅速に引き出す自動化ソリューションだ。

» 2017年12月18日 10時00分 公開
[MONOist]

 日本ナショナルインスツルメンツ(日本NI)は2017年12月7日、エンタープライズ向けのソフトウェアソリューション「Data Management Software Suite」を発表した。

 Data Management Software Suiteは、「DIAdemプロフェッショナル版」「DataFinder Server Edition Advanced」と新製品の「Analysis Server」を含む。標準化した計測データによって得た有用な情報から、自動解析を経て有益なレポートを作成するまで、一連のワークフローをシンプルに提供する。

photo 日本NIの「Data Management Software Suite」(クリックで拡大) 出典:日本ナショナルインスツルメンツ

 新製品のAnalysis Serverは、データ管理ソフトウェア「DIAdem」とデータ管理の基盤となる「DataFinder Server Edition」をベースに構築したサーバベースのデータ管理ソリューションだ。Analysis ServerをData Management Software Suiteに含めることで、サーバ上でのデータ処理が自動になり、データの標準化や解析、レポート生成を自動化できるようになった。

 Data Management Software Suiteは、相互運用性の高いソフトウェア製品を1つのエンタープライズソリューションとしてまとめている。同製品を使用することでテストから得られたデータの標準化を促し、データから有用な情報を速やかに引き出すなど、製品の開発期間短縮に貢献する。

 搭載ソフトウェアは、いずれもユーザー側の既存のデータ形式やITインフラストラクチャに対応する。そのため、Windowsマシンとネットワークが利用できる環境であれば、同製品を用いて効果的なデータ管理ができる。

 その他、データの発生源に近いエッジで、ナノ秒レベルでデータ解析を実行したり、解析用のデータ形式で書き込み、読み出しをしたり、自動解析用のメタデータを標準化したりする機能を有する。

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