転職サービス「DODA」が「平均年収ランキング2017」を発表。2017年の平均年収は418万円だった。また、職種別、業種別のランキングは、いずれも金融分野がトップだった。
パーソルキャリアが運営する転職サービス「DODA(デューダ)」は、2017年12月5日に「平均年収ランキング2017」を発表した。
同ランキングは、DODAエージェントサービスに登録した20〜59歳のホワイトカラー系職種の正社員男女を対象とし、得られたサンプル約29万件の「支給額」から算出した。「2017年の平均年収」は418万円だった。
「職種別の平均年収ランキング」は、全153職種のうち「投資銀行業務」(平均年収855万円)が1位となった。2位は「運用(ファンドマネジャー/ディーラー/アナリスト)」(同837万円)で、どちらも金融系の専門職となっている。
また、職種別ランキング上位20位のうち、技術系(IT/通信)と企画/管理系の職種が半数を占めた。
技術系(IT/通信)を見ると、4位「プロジェクトマネジャー」(平均年収670万円)、14位「ITコンサルタント」(同608万円)、15位「IT戦略/システム企画」(同584万円)など、システム開発の要件定義や企画立案に関わる人材の年収が高い傾向が見られた。
企画/管理系の職種は、職種別ランキング上位50位に最も多くランクインした。中でも、業務の効率化や不正を未然に防止する「内部監査」(平均年収663万円)が5位、「内部統制」(同566万円)が19位と順位が高くなっている。また、9位「経営企画/事業企画」(同617万円)、12位「法務」(同614万円)と、新規事業領域への参入や海外進出での中核を担う職種で年収が高いようだ。
「業種別の平均年収ランキング」は、全93業種のうち、1位が「投信/投資顧問」(平均年収741万円)。業種別でも、金融分野がランキング1位となっている。2位はサービス業の「財務/会計アドバイザリー(FAS)」(同633万円)だった。
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