ダイヘンは、「2017 国際ロボット展(iREX2017)」において、工場内の物流に用いる大型の「AI搬送ロボット」を披露した。
ダイヘンは、「2017 国際ロボット展(iREX2017)」(2017年11月29日〜12月2日、東京ビッグサイト)において、工場内の物流に用いる大型の「AI搬送ロボット」を披露した。
AI搬送ロボットは、タブレット端末で指示した工場内の目的地と作業内容、工場内の地図データを基にAI(人工知能)が走行経路を判断。対角に1個ずつ設置したライダーを用いて、360度全周囲の障害物を検知しながら、独自開発のオムニホイールによって前後、左右、斜めなど全方向に滑らかに移動しすることで、ガイドレスの搬送が可能になっている。
作業内容となる重量物の搬送は、高精度のカメラセンシングによって搬送対象を検知し、リフターでピックアップする。また、2016年4月から販売している磁界共鳴式ワイヤレス給電システム「D-Broad」も搭載しており、24時間の稼働も可能になっている。
「当社は産業用ロボットを得意としているが、搬送ロボットを手掛けるのは今回が初めて。今後は顧客からの評価を受けながら、事業化を検討していきたい」(同社の説明員)という。
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