トヨタ自動車は2016年10月に発表した「コネクティッド戦略」に基づく、さまざまなコネクテッドサービスを披露した。
最も多くのスペースを割いていたのは、車載情報機器とスマートフォンアプリの連携インタフェースとなるSDL(Smart Device Link)関連の展示だ。車載情報機器とスマートフォンの連携プラットフォームといえば、iOS端末なら「CarPlay」、Android端末なら「Android Auto」がある。これらに対して、SDLはオープンソースソフトウェアであり、スマートフォンのOSに依存しないことが特徴になる。
展示では「Yahoo!カーナビ」や「NAVITIME」などのスマートフォンのカーナビアプリ、「LINE MUSIC」など音楽プレヤーアプリなどとの連携、LINEのAI技術「Clova」を用いた音声認識技術などをアピールした。「LINEもSDLに参加して、積極的な研究開発を行っている。AIスピーカー『Clove Wave』と同じ機能をクルマの中で利用できるようにしていきたい」(LINEの説明員)という。
日産自動車は、自動運転技術への取り組みを総称した「NISSAN INTELLIGENT MOBILITY」を紹介した。大型スクリーンを使ってNISSAN INTELLIGENT MOBILITYの取り組みを紹介するシアターが中核で、EV「リーフ」にドライバー不要の無人走行を可能にする「SAM(Seamless Autonomous Mobility)」の技術を搭載した実証実験車も展示した。
この他、無人走行するSAMに対して、従来にない事態への対応法を教える「モビリティマネジャー」を疑似体験できるタブレット端末を使ったデモ展示も展開していた。
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