CarPlay認証試験に国内初対応、ワンストップサービスの提供も可能に組み込み開発ニュース

アリオンは、「CarPlay」の認証試験項目であるUSB Signal Integrity Testの正式な試験機関として、アップルから認定を受けた。今回の認定により、USB-IF認定の試験機関でもあるアリオンは、USB SI TestとTID取得を合わせたワンストップサービスも提供可能になった。

» 2017年08月14日 10時00分 公開
[MONOist]

 アリオンは2017年7月25日、同社が「CarPlay」認証試験の項目であるUSB Signal Integrity Test(USB SI Test)の正式な試験機関として、アップル(Apple)から認定を受けたと発表した。同社によると、国内初となる。

 CarPlayは、自動車内でアップルの「iPhone」などiOS端末を快適/安全に使用するためのシステム。2017年現在で、200モデルを超える自動車がCarPlayに対応している。

 製品にCarPlayを搭載するためには、アップルが指定するUSB Performance TestやITU-T Telephony Audio Quality Test、Siri Audio Quality Testなどに合格する必要がある。その中でもUSB SI Testは、第三者試験機関で実施可能な試験項目だ。アリオンは、日本、台湾、中国の各拠点で試験サービスを提供する。

 また、iPhoneと接続するUSBポートには、USB-IF(USBインプリメンターズフォーラム)の認証試験によるTID(Test ID)を取得する必要がある。アリオンはUSB-IF認定の試験機関でもあるため、今回の認定により、USB SI TestとTID取得を合わせたワンストップサービスの提供も可能になった。

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