ロックウェル・コリンズがPLM環境構築に向けダッソーを採用:製造IT導入事例
ロックウェル・コリンズは、政府機関などの堅牢なクラウド環境でもシームレスに動作するダッソー・システムズの製品を、航空機器や航空通信システムの開発に活用する。
フランスのダッソー・システムズ(ダッソー)は2017年6月8日(現地時間)、米ロックウェル・コリンズとの契約を更新したと発表した。ロックウェル・コリンズはダッソーの「3Dエクスペリエンス・プラットフォーム(3D Experience Platform)」を基盤に、今後もPLM環境構築への取り組みを進める。
ダッソーのソリューション「コデザイン・トゥー・ターゲット」は、複雑化が進む航空機開発において、プログラム要件を満たしながらシステムを管理するのに役に立つ。また、プロジェクト関連のさまざまな情報にリアルタイムにアクセスできるダッシュボード機能などを備えており、航空宇宙および防衛関連企業に採用されている。
航空機用通信システムなどを製造するロックウェル・コリンズは、世界各所の設計および技術部門においてPLM環境を構築するため、コデザイン・トゥー・ターゲットを通じて、ダッソーのアプリケーション「ENOVIA」「EXALEAD」の導入を進めている。
ダッソー製品の活用により、研究、開発、製造の各プロセス間を横断したコラボレーションが促進され、ワークフローや変更管理が効率化するという。また、システムの複雑化に伴う内部費用の管理もできるようになる。政府機関などと取引があるロックウェル・コリンズにとっては、堅牢なクラウド環境でもシームレスに動作するという要件が必須となるが、ダッソーのソリューションはそのような要件も満たしているという。
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