210億のトランジスタから構成される、第7世代のGPUアーキテクチャを発表 : 人工知能ニュース
米NVIDIAは、210億のトランジスタから構成される第7世代のGPUアーキテクチャ「Volta」と、Voltaをベースとしたプロセッサ「NVIDIA Tesla V100 データセンター GPU」を発表した。
米NVIDIAは2017年5月10日(現地時間)、第7世代のGPUアーキテクチャ「Volta」を発表した。また併せて、Voltaをベースとしたプロセッサ「NVIDIA Tesla V100 データセンター GPU」を発表した。
Voltaは、人工知能(AI)やハイパフォーマンス・コンピューティング(HPC)に対応する同社の次世代GPUとなる。210億のトランジスタから構成され、ディープラーニング向けにCPU 100基相当の性能を提供。ピーク性能においては、同社の現行GPUアーキテクチャ「Pascal」の5倍、2015年発表の「Maxwell」の15倍の処理能力を可能にした。
そのVoltaを採用したTesla V100は、演算ユニット「Tensor Core」を640基備え、CPU 100基に相当する120TFLOPSのディープラーニングパフォーマンスを可能にしている。Tesla V100 GPUを備えた1台のサーバは、従来のHPCで使用されたコモディティCPU数百基分の代わりを果たすという。
また、GPU間あるいはGPUとCPU間を接続する「NVLink」により、高速インターコネクトを提供。前世代のNVLinkに比べ、最大2倍のスループットを可能にした。メモリは韓国Samsungと共同開発したHBM2 DRAMで、帯域幅は900GB/秒。Volta向けに最適化したCUDA/cuDNN/TensorRTなどのソフトウェアは、主要フレームワークとアプリケーションで活用できる。
「NVIDIA Telsa V100 data center GPU」(クリックで拡大) 出典:NVIDIA
GPUはこれまでも、そしてこれからもディープラーニングをけん引する
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人工知能やディープラーニングといった言葉が注目を集めていますが、それはITの世界だけにとどまるものではなく、製造業においても導入・検討されています。製造業にとって人工知能やディープラーニングがどのようなインパクトをもたらすか、解説します。
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