ボッシュは「人とくるまのテクノロジー展2017」において、二輪メーカーのKTMに採用された液晶ディスプレイのメーターを紹介した。スマートフォンをBluetoothで接続し、運転中にも安全に音楽や電話といった機能を使えるようにする。
Robert Boschの日本法人であるボッシュは「人とくるまのテクノロジー展2017」(2017年5月24〜26日、パシフィコ横浜)において、二輪メーカーのKTMに採用された液晶ディスプレイのメーターを紹介した。スマートフォンをBluetoothで接続し、運転中にも安全に音楽や電話といった機能を使えるようにする。
KTMは上級モデル「スーパーアドベンチャー」の2017年モデルにボッシュのディスプレイメーターを採用した。オプティカルボンディングによって日光の反射を抑え、視認性を高めている。雨やひょう、あられといった悪天候に対しても耐久性を持つ。
メーターの表示内容を自由に選択できる他、車両情報の確認や車両のセッティングも画面上で行える。ライダーはヘッドセットを着用し、電話に出たり音楽を聞いたりすることができる。ハンドルのスイッチで掛かってきた電話を切ることも可能。走行速度が高くなると表示内容を徐々に減らして最低限の情報を残し、ライダーの注意をそらさないようにする。
KTMに供給したディスプレイのメーターを進化させた、二輪向けのスマートフォン統合ソリューション「mySPIN」も展示した。Wi-FiもしくはBluetoothでスマートフォンと車両を連携させ、スマートフォン上のアプリを利用できるようにする。電話や音楽の他、ナビゲーション機能などもメーターに表示できる。操作はハンドルのスイッチで行う。AndroidとiOSの両方に対応している。
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