パナソニックは、冷蔵庫用コンプレッサー事業の本社機能をシンガポールに移転する。同事業のグローバル拠点であるシンガポールに本社機能をシフトすることで、現地完結経営による事業のスピードアップを図る。
パナソニックは2017年4月7日、冷蔵庫用コンプレッサー事業の本社機能をシンガポールに移転すると発表した。移転により、現地完結経営による事業のスピードアップを図る。
同社ではコンプレッサー事業をグローバルで展開しており、特に冷蔵庫コンプレッサー市場において、高性能インバータ機種でトップシェアを有する。
シンガポールは同事業のグローバル拠点として、世界中の顧客に営業対応をしているが、本社機能は滋賀県草津市にある。今回、事業部内の「冷機コンプレッサービジネスユニット(RCBU)」全体をシンガポールにシフトすることで、現地完結で迅速な経営判断ができる体制を構築する。
具体的には、現在シンガポールで冷蔵庫用コンプレッサーを製造しているパナソニックAP冷機デバイスシンガポール内にRCBU本社を設置し、そこにスタッフ機能やR&D機能、営業/マーケティング機能を集約する。また、量産開発の機能もシンガポールに移し、現地採用の人材を増やしていく。
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