三菱総合研究所は、「ビジネス変革コンサルティングサービス」の第1弾として、受注生産型の製造業における「マスカスタマイゼーション」の実現をサポートするコンサルティングサービスの提供を開始した。
三菱総合研究所(MRI)は2017年3月7日、「ビジネス変革コンサルティングサービス」の第1弾として、受注生産型の製造業における「マスカスタマイゼーション」の実現をサポートするコンサルティングサービス群の提供を開始したと発表した。典Tacton Systemsのコンフィグレーターをサービス提供の基盤として活用する。
同サービスは、顧客の期待に応える性能・品質を大量生産と同じコストで迅速に提供する「マスカスタマイゼーション」によるビジネス変革をサポートするものだ。変革の鍵を握るツールとして、多くの組み合わせパターンがある製品設計の段階で要求仕様を入力し、最適な製品構成を自動生成するコンフィグレーターシステムに注目。その中でも実績の高いTacton Systemsのシステムを、ユーザーが目標とするビジネスモデル変革の段階ごとに最適化して導入し、MRIのコンサルティングサービス群と組み合わせて提供する。
MRIが提供するコンサルティングサービスには、「性能・機能訴求から顧客価値訴求型の提案ビジネスへの変革」「顧客価値に常に紐づくバリューチェーン構築」「IoT(モノのインターネット)情報に基づいた仕様・構成情報を活用するビジネスシステムへの変革」「顧客価値最大化を維持し続けるサービスビジネスへの変革」「顧客価値を最大化する製品モジュラー化の導入」「マスカスタマイゼーション実現に向けたイノベーション・マネージメント支援」の6種が用意されている。
MRIではTacton Systemsの他、エクサ、ディアイスクエア、電通国際情報サービスとの協業によりサービスを提供。今後、3年以内に30社への導入を目指すとしている。
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