FIELD system対応の小型CNC内面研削盤、内径100mmまで加工可能 : FAニュース
セイコーインスツルは、6インチスクロールチャックを搭載したCNC内面研削盤「STG-6N」を発売した。1600×1615×1320mmのコンパクト設計ながら、内径φ100mmまで加工できる。
セイコーインスツルは2017年3月1日、6インチスクロールチャックを搭載したCNC内面研削盤「STG-6N」を発売した。設備サイズと対象ワークサイズのバランスを重視して開発を行い、作業性を高めた。2018年2月28日まで無料でテスト加工を受け付けている。
内面研削盤の多くは機械幅が2000mmを超えるが、STG-6Nは機械サイズを1600×1615×1320mmに抑えた。小型ながら6インチスクロールチャックを搭載し、内径φ100mmまでの加工に対応する。独自開発の高出力・高剛性の高周波スピンドル「SSPG-045T100」を搭載しており、環境への負荷を抑え、静音性に優れた運転ができる。
また、シンプルな操作画面と作業者が使いやすいボタン配置、ワーク供給動作が容易な主軸レイアウトなど作業性を考慮したデザインになっている。NC(数値制御)には、ファナック製の装置を採用。ネットワーク化された設備から生み出されるビッグデータを処理、活用することでスマートな製造現場を構築するオープンプラットフォーム「FANUC Intelligent Edge Link and Drive system(FIELD system)」に対応する。
CNC内面研削盤「STG-6N」
ファナックがIoT基盤の壮大な実演、JIMTOFで80社250台の工作機械を見える化
ファナックは「JIMTOF2016」において、同社が展開する工場用IoT基盤「FIELD system」の壮大な実演を行った。同システムによりJIMTOFに出展した機械メーカー80社、250台の工作機械をつなぎ、稼働状況の見える化を実現した。
第4次産業革命の真の幕開けとなる2017年、カギを握るIoTプラットフォーム
2016年は製造業におけるIoT活用が具体的なものとして進展した1年となったが、2017年もその流れはとどまることはない。実導入や実活用に向けた本格的な動きが広がる中で2016年に注目を集めたのが、IoTを活用する基盤「IoTプラットフォーム」である。さまざまな解釈、さまざまなレイヤーのIoTプラットフォームが乱立する中、2017年はIoT基盤の整理が進む1年となる。
第4次産業革命を支えるIoTプラットフォームって結局何なの?
製造業の産業構造を大きく変えるといわれている「第4次産業革命」。本連載では、第4次産業革命で起きていることや、必要となることについてお伝えしています。第10回となる今回は、2016年から雨後のタケノコのように乱立する「IoTプラットフォーム」について説明したいと思います。
第4次産業革命の真の幕開けとなる2017年、カギを握るIoTプラットフォーム
2016年は製造業におけるIoT活用が具体的なものとして進展した1年となったが、2017年もその流れはとどまることはない。実導入や実活用に向けた本格的な動きが広がる中で2016年に注目を集めたのが、IoTを活用する基盤「IoTプラットフォーム」である。さまざまな解釈、さまざまなレイヤーのIoTプラットフォームが乱立する中、2017年はIoT基盤の整理が進む1年となる。
ジェイテクト香川工場が挑むIoT活用、生産効率はどこまで高められるのか
自動車のトランスミッションやディファレンシャルギアなどに用いられる円すいころ軸受を生産しているジェイテクトの香川工場。スマート工場を実現するためのIoT活用として位置付ける「IoE(Internet of Everything)」をはじめ、同工場が取り組んでいる生産効率化に向けたさまざま取り組みを紹介しよう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.