パナソニックが監視カメラシステムの新製品シリーズ「i-PRO EXTREME」を発表。会見では、同製品を扱うコネクティッドソリューションズ社やパナソニックシステムネットワークス セキュリティシステム事業部の役割、i-PRO EXTREMEをはじめとするセキュリティシステム製品の目指す方向性などについて説明した。
パナソニックは2017年3月7日、東京都内で記者説明会を開催。監視カメラシステムの新製品シリーズ「i-PRO EXTREME」を発表するとともに、2017年4月に発足するコネクティッドソリューションズ社でのパナソニックシステムネットワークス セキュリティシステム事業部の役割や、i-PRO EXTREMEをはじめとするセキュリティシステム製品の目指す方向性などについて説明した。
パナソニックシステムネットワークス セキュリティシステム事業部 事業部長の島田伊三男氏は「パナソニックのAVCネットワークス社は、2017年4月にコネクティッドソリューションズ社へ生まれ変わる。お客さまとつながり続け、IoT(モノのインターネット)技術でコア商材をつなげることで、お客さまの事業の成功に貢献できる『お役立ち』を提供していく」と語る。
コネクティッドソリューションズ社は、従来の商品軸ではない5つの重点事業領域に沿った業界軸の事業部体制へ移行する計画だ。これら重点事業領域のうち、セキュリティシステム製品を中核とする「パブリック」は、パナソニックシステムネットワークス セキュリティシステム事業部が担当することになる。
島田氏は「パナソニックは、1957年に真空管監視カメラを市場投入してから現在までの60年間で、監視カメラ画像を収集するレコーダーなどを含めた監視システム、クラウドなどと連携する監視サービスに事業展開を広げてきた。60周年の節目を迎えて、IoT時代の新たな挑戦としてi-PRO EXTREMEを投入する」と強調する。
国内の映像セキュリティ市場は、東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年までの3年間で、監視カメラシステムが1.6倍、IoT、AI(人工知能)による画像活用も3.5倍に拡大する。i-PRO EXTREMEは、この拡大する市場を捉えるための製品となる。
なおi-PRO EXTREMEは、ネットワークカメラ20機種、ネットワークディスクレコーダー、映像監視ソフトウェアなどから構成される。2017年3月から順次発売される予定だ。
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