タダでソフト開発の生産性と品質を上げる方法(2):フリーの組合せテスト自動生成ツール「PictMaster」山浦恒央の“くみこみ”な話(92)(3/4 ページ)

» 2017年02月22日 11時00分 公開

4.PictMasterを使おう

 直行表やオールペア法は手作業でも可能ですが、ミスが無く、早く生成できるようにするにはツールを使うと便利です。特に、無料の組合せテスト自動生成ツール「PictMaster」は非常に強力で、役に立ちます。ぜひ、お試しください。以下に、ダウンロードして使う手順を示します(環境は、「Excel 2007」以降が必須)。

4.1 ダウンロード

 以下のWebサイトにアクセスし「PictMasterOA」をダウンロードしましょう。筆者は、「PictMasterOA 1.1.3.zip」をダウンロードしました。

https://ja.osdn.net/projects/pictmasteroa/

 ダウンロードしたzipファイルを任意のフォルダに解凍しておきます。

 次に、PICをダウンロードします。URLは以下の通りです。以下のWebサイトに行くと、自動的に「pict.msi」ファイルがダウンロードされます。

http://download.microsoft.com/download/f/5/5/f55484df-8494-48fa-8dbd-8c6f76cc014b/pict33.msi

4.2 インストール手順

 ダウンロードしたpict.msiをダブルクリックすると、以下の画面が表れます。ここで、「Next」を選択し、次の画面に進みます(図1)。

図1 図1 PICT3.3セットアップ(その1)(クリックで拡大)

 図2に示すライセンス規約画面が表示されます。規約を読んだ後、「I accept the terms in the License Agreement」にチェックを付け、「Next」を選択します。

図2 図2 PICT3.3セットアップ(その2)(クリックで拡大)

 図3に示すカスタム設定画面で「Next」を選択します。

図3 図3 PICT3.3セットアップ(その3)(クリックで拡大)

 図4の画面で、「Install」を選択します。

図4 図4 PICT3.3セットアップ(その4)(クリックで拡大)

 図5が表示されれば、PICTのインストール完了です。

図5 図5 PICT3.3セットアップ(その5)(クリックで拡大)

 次に、先ほど解凍した「PictMasterOA 1.1.3.zip」のファイル内にある「oalib」「oalibmix」を、インストールしたPICTフォルダにコピーします。結果、筆者のPICTフォルダは、図6のようになりました。

図6 図6 PICTフォルダの中身(クリックで拡大)

 最後に、Javaのバージョン6以降をダウンロードしてください。Webサイトはhttp://java.com/ja/です。上記を見ても分からない場合は、解凍したPictMasterのフォルダにユーザーマニュアルが付いていますので、参照してください。

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