ダッソー・システムズのモニカ・メンギニ氏は「ソリッドワークスにとって最優先されるのは製品のデザインだろう。しかしそのためにはエクスペリエンスシンキングが重要になる。デザインとはビジョンであり、デザイナーの仕事は、設計したモノがどのように使われていくかを考えるビジネスモデラーになっていく。そのためにも、3Dエクスペリエンスプラットフォームとの連携は必須になる」と語る。
ダッソー・システムズのベルナール・シャーレス氏も「以前からダッソー・システムズは、バーチャルとリアルの距離を縮めるという野望を持っていた。シンガポールの都市全体の設計を3Dエクスペリエンスプラットフォームで行っていることは、その代表的な事例になるだろう。建築の革命であり、もはやイリュージョンではない」と述べている。
またシャーレス氏が「今から20年前、ダッソー・システムズと一緒になることを決めた時、ソリッドワークスがまだ社員50人くらいのベンチャーだったことを思い出した」と、買収当時を振り返る一幕もあった。
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