転職サイト「ミドルの転職」は、ミドル層の面接で「面接官が見ているポイント」のアンケート調査結果を発表した。面接時に重視されるのは「専門職種の知識・経験」「マネジメント能力」「人柄」だった。
エン・ジャパンが運営する転職サイト「ミドルの転職」は2016年12月28日、ミドル層の面接で「面接官が見ているポイント」のアンケート調査結果を発表した。
調査対象は、同サイトを利用する転職コンサルタント。そのうち104名から回答を得た。ミドル層の面接時に企業が重視しているポイントの上位3つを尋ねたところ、1位は「専門職種の知識・経験」(84%)。年齢や社会人経験の長さと比例した専門性を重視していることが分かる。2位は「マネジメント能力」(39%)で、マネジメント層の不足を補う目的や、年齢バランスを考慮して、積極的にミドル層を採用する企業が多いようだ。3位は、面接だからこそ見極められる「人柄」(34%)だった。
次に、面接時に企業が重視する人柄について尋ねた。その結果、トップ3は「柔軟性」(66%)、「適応力」(48%)、「主体性」(46%)となった。具体的なコメントとして「年齢が上がるほど柔軟性が求められる」「良好な人間関係を築けるか適応性が問われる」「受け身にならず主体的に動ける行動力が求められている」などが挙がった。
続いて、面接で求職者がやってしまいがちな、悪印象を与える行動を尋ねたところ、1位は「ネガティブな転職理由(を語ること)」(53%)だった。転職コンサルタントからは「入社後も短期間での退職が懸念される」「ネガティブな状況になると転職を考え始める懸念を持たれる」などの声が寄せられている。2位は「応募先企業の理解不足」(47%)、3位は「横柄な受け答え」(35%)だった。
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