2016年に公開したMONOist組み込み開発フォーラムの記事をランキング形式で振り返る。ベスト3を占めたのは、みんなが大好きなあの基板たちだ。
IoT(モノのインターネット)活用が本格的に求められるようになった2016年の製造業。MONOistでもつい先日、製造業×IoTをテーマとしたセミナーを東京で開催したばかり(大阪でも2017年1月27日に開催します。申し込みはこちら!)。AI(人工知能)やVR(仮想現実)/AR(拡張現実)も、製造業で広く適用できるめども立ってきました。
そんな2016年、MONOistの組み込み開発フォーラムで多く読まれたのは、一体どんな記事だったのでしょうか。2016年に公開した記事のランキング(読まれた回数)ベスト3とトップ10、そして(編集担当が)興味深かった記事を幾つか紹介したいと思います。
第1位に輝いたのは、好評連載「Arduinoで学ぶ基礎からのモーター制御」の第1回『「基礎からのマイコンモーター制御(1):「マイコンによるモーター制御」を学ぶ前に知っておくべきこと」』でした。
地球温暖化に対応するため、エネルギー効率の良いアクチュエータであるモーターの利用はさらに広がっていくといわれています。モーターのマイコン制御について、手近なマイコン基板となった「Arduino」を用いて解説しています。合計12回の連載が11月末に終わったばかりですので、年末年始の空き時間に一気読みするのもいいかもしれません。
≫連載『Arduinoで学ぶ基礎からのモーター制御』バックナンバー
第2位には、『「Raspberry Pi 3」は“買い”か、公式サイトベンチマーク結果を読み解く』が入りました。「Raspberry Pi」の4周年に合わせて発表された最新製品で、ARMの「Cortex-A53」をクアッドコアで搭載するBroadcomのプロセッサ「Broadcom BCM2837」を採用しています。
Arduinoと同じく電子工作で広く利用されているRaspberry Piですが、当初のRaspberry Piが「ARM11」だったことを考えると、猛烈な速度で性能アップが進んでいます。実際に、Raspberry Pi 3にはマイクロソフトの組み込みOS「Windows 10 IoT Core」を組み込むことも可能です(関連記事:「Windows 10 IoT Core」の現状とラズパイ3へのインストール)。
そして第3位もRaspberry Piネタで、『「Raspberry Pi Zero」で自分だけのアメダス(的な測定器)を作ろう』が入りました。
Raspberry Pi Zeroは、Raspberry Pi 3ほどの高性能ボードではありません。初期のRaspberry Piと同じARM11プロセッサを搭載するとともに、インタフェースを削減するなどして小型化と低価格化を図りました。そのお値段は5米ドルです。
ちなみにRaspberry Pi関連の記事は5位と6位にも入っています。みんな好きですね!
第4〜10位については、以下のランキング表から記事内容を確認していただければと思います。
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