地方で働くことに「興味がある」ミドル層は、昨年より減少キャリアニュース

転職サイト「ミドルの転職」が「地方で働くこと」についてのアンケート調査を発表。地方で働くことに「興味がある」と回答した人は59%で、昨年より10ポイント減少した。地方で働く際の不安点は「転職先が見つからなそう」が最も多かった。

» 2016年12月05日 12時00分 公開
[MONOist]

 エン・ジャパンが運営するミドル世代の転職サイト「ミドルの転職」は2016年11月25日、「地方で働くこと」についてのアンケート調査を発表した。

 調査対象は、東名阪の三大都市圏に在住している同サイトユーザー。そのうち682名から有効回答を得た。

 「地方で働くことに興味はありますか」と尋ねたところ、59%が「興味がある」と回答した。昨年の同調査と比べ、10ポイント減少している。

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 次に「興味がある」と答えた人に、具体的に行きたいエリアを尋ねた。その結果、「九州・沖縄エリア」(23%)が最多。関東/愛知/関西で分けた「現住所別」に見ても、それぞれ「九州・沖縄エリア」の人気が最も高かった。同エリアを希望する理由には、「輸入輸出共にゲートウェイとして商機が期待できる」「東京と離れていながら独自の需給バランスを持ち、アジアに近い商業集積地だから」などが挙がった。

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地方で働く際の不安点は「転職先が見つからなそう」

 地方で働く上での不安や懸念については、「働き口が少なく、転職先が見つからなそう」(65%)が昨年同様、最も多かった。続いて「給与減少の可能性がある」(35%)となっている。

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 地方で働くにあたっての妥協可能な条件のトップ3は、「交通の利便性」(41%)、「役職・ポジション」(37%)、「給与の減少」(34%)だった。昨年と比較して、順位の入れ替えはあるものの、トップ3の項目に変化はなかった。

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 最後に、地方で働くことに興味がないと答えた人に「どのような条件であれば地方で働いてもよいですか」と尋ねた。その結果、1位が「やりたい仕事内容である」(63%)、2位「給与のアップ」(59%)、3位が「交通の利便性が良い」(37%)となった。

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