ジェイテクトは、生産設備データを収集や蓄積、解析を実現するエッジ型解析モジュール「TOYOPUC-AAA」を開発した。エッジコンピューティングによるリアルタイム解析に対応し、特別なソフトがなくても生産設備の情報を見える化できる。
ジェイテクトは2016年11月1日、エッジ型解析モジュール「TOYOPUC-AAA」を発売した。既存の生産設備に容易に接続が可能で、データを収集・蓄積・解析できる。
PCと同様にイーサネットポートとUSBポートを各2基装備し、オープンなプラットフォームとしてシステムを容易に構成できる。アナログRGB出力端子も備え、ディスプレイに直接接続することもできる。
OSには、Windows Embedded Standard7を搭載。サンプリング表示や波形相関など、さまざまなデータ表示が可能で、特別なソフトがなくても生産設備の情報を見える化できる。データはCSVファイルで保存され、PCなどで自由に加工することも可能だ。
エッジコンピューティングによるリアルタイム解析にも対応した。また、データを収集・蓄積・解析する基本機能に加え、機械学習エンジンを搭載したアプリケーションパッケージも用意した。外付けのHDDも増設可能で、必要なメモリ容量を確保できる。
今後、研削焼けを予知するパッケージも開発し、2017年1月より販売を開始する予定。同社では、シリーズ全体で年間500台の販売を目指すとしている。
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