三菱電機は、モーターの開閉制御などを集中管理するモーターコントロールセンター向けに、片面形の「三菱低圧モータコントロールセンタD」を発売した。電源送りユニットやモータスタータユニットを小型化し、最大40台のユニットを実装できる。
三菱電機は2016年9月8日、モーターの開閉制御などを集中管理するモーターコントロールセンター向けに、片面形の「三菱低圧モータコントロールセンタD」を発売した。サイズは、幅1000×奥行き600×高さ2200mmで、海外プラントで増加しているパッケージハウス型電気室への設置に対応する。
モータコントロールセンタは、モーター制御に必要なスイッチや配線用遮断器、表示器などを1つにまとめたユニットを収納する制御盤。同製品は、電源送りユニットやモータスタータユニットなどを小型化し、1面あたり最大40台のユニットを実装できる。
また、保守時の部品取り外しや運転操作など、全ての操作・作業を前面から行えるため、保守性・操作性が向上している。主回路・制御回路はユニットの着脱に連動し、自動での接続・切り離しを可能にした。
MCCB(Molded Case Circuit Breaker)操作ハンドルは、背景を2色に分け、目視でのオン/オフ状態の確認を容易にした。各ユニット内の電子式マルチモータコントローラー(EMC)には、レンズ突出型LEDを採用。レンズが突出しているため、横からでも運転状態を確認できる。
近年、東南アジアなどの新興国では、モータコントロールセンタなどの電気品をコンテナ上のパッケージハウスに取り付けた、パッケージハウス型電気室の需要が増えている。同タイプの電気室では、モータコントロールセンタは壁面設置となり、片面形による収納力不足や操作・保守性の低下が課題となっていた。
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