シェフラーでは、この「マシンツール4.0」での実績を踏まえて、生産プロセス全体のデジタル化ソリューションに取り組んでいく方針だ。既に同社では、シェフラー製品から生み出されるデータを収納するデータプールとして、クラウドサービス「SCHAEFFLER-Cloud(シェフラークラウド)」を用意。デジタル化したマシン同士のコミュニケーションを実現する他、ビッグデータの収集や分析などを実現していく。
シェフラージャパン 産業機械事業部 キーアカウントマネージャーの平本麻衣子氏は「既に自社内でのシェフラークラウドの活用は進めている。一般的なクラウドベンダーを目指すのではなく、あくまでも自社製品から生み出されるデータを収納し、分析などを行う基盤としてのクラウドサービスである。同基盤をベースにデータを活用した新たな付加価値を生み出していく」と述べている。
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