ソフトウェアにおけるホワイトボックス・テストの代表格がパス網羅です。パス網羅にもいろいろありますが、条件文の結果が「真」「偽」になる両方をテストする「C1」が広く利用されます。今回はC1パス・カバレッジの長所と短所を確認します。
高品質が求められる組み込み業界で、単体テストの役割は非常に重要です。本シリーズ「猫でも使えるソフトウェアのテスト網羅」では、単体テストのホワイトボックス・テスト技法の王様であるパス網羅を取り上げています。
パス網羅は、プログラムの命令文やパスに着目したテスト手法で、テスト量やテストの進捗を定量的に把握できることが非常に大きな利点です(*1)。今回はC1カバレッジについて復習し、その長所と短所を整理します。C1カバレッジの短所は、エンジニアの信念やセンスと深くつながります。
猫でも使えるソフトウェアのテスト網羅(3):無料ツールで単体テストを楽に実行しよう
猫でも使えるソフトウェアのテスト網羅(2):パス網羅の種類と内包する問題点
猫でも使えるソフトウェアのテスト網羅(1):基本のC0パス・カバレッジ
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