ムラタソフトウェアは、解析シミュレーションソフトウェアの最新版「Femtet2016」を発売した。応力、圧電、電場解析ソルバなどを中心に機能が向上し、改良が施されている。
ムラタソフトウェアは2016年6月15日、同社の解析シミュレーションソフトウェア「Femtet2016」を発売した。
Femtetは、村田製作所が約30年前から改良を重ねてきた解析シミュレーションソフトだ。電磁波/磁場/電場/応力/熱伝導/圧電/音波の7種類の解析ソルバと、それらの連成解析機能を持つ。また、多機能でありながら、初心者でも使いやすい操作性を特徴としている。2008年からは、ムラタソフトウェアで販売しており、年に数回のバージョンアップなど、継続的に改善されてきた。
今回のバージョンアップでは、磁場過渡解析機能の実装や、応力解析における超弾性材料の解析機能、異方性温度依存性熱伝導率の設定、指向性計算を用いた音場コンター表示機能、振動駆動機能などが追加された他、めっき解析機能の改良が施された。
1年間利用のライセンス料は、基本パック/高速化オプション/応力拡張オプション/磁場拡張オプションがそれぞれ1本19万8000円(税別)となっている。
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