ムラタソフトウェアは、解析シミュレーションソフトウェア「Femtet」の最新バージョン「Femtet 2015.1」を発表した。
ムラタソフトウェアは2015年12月10日、解析シミュレーションソフトウェア「Femtet」の最新バージョン「Femtet 2015.1」を発表した。
Femtet 2015.1では、応力、圧電、電場解析ソルバを中心とした機能強化の他、ユーザーインタフェースの向上などが図られているという。
Femtetは、村田製作所で長年改良を重ねてきた解析シミュレーションソフトウェアを市販化したもの。7つの解析ソルバ(電磁波解析、磁場解析、電場解析、応力解析、熱伝導解析、圧電解析、音波解析)とそれらの連成解析機能、モデル作成/結果表示機能を1パッケージで提供し、導入時からすぐに使えるシンプルな操作性が特長となっておる。
今回のバージョンアップでは、主に熱抵抗網の出力機能、電界強度に依存する誘電率・導電率の非線形解析機能、粘弾性材料を含む調和解析機能、周辺電磁界の解析精度向上、入力電力の時間変化を考慮した熱伝導過渡解析などの機能追加/強化が含まれる。また、プリポストプロセッサやグラフツール、各種ユーザーインタフェース機能も充実/改善したという。
基本パックの年間利用ライセンス料(税別)は、1本当たり19万8000円。高速化オプション、応力拡張オプション、CAD変換機能オプションもラインアップし、各19万8000円(同)となっている。
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