86の外観デザインでは、フロントからリアまで細部にわたって空力性能向上を軸としたアイテムの設定/改良を実施した。フロントフェイスは、従来よりノーズ先端を下げてグリル開口を横へ拡大し、ワイド&ローな構えを強調した。1灯の光源でロービームとハイビームの切り替えが可能な「Bi-Beam LEDヘッドランプ」を全車で標準装備とした他、LEDフロントフォグランプを採用するなどして、精悍さと先進性を強調したという。
リアビューは、バンパー黒加飾部位の幅の拡大などにより、「ハ」の字を強調するワイドスタンスな構えを表現。リアコンビネーションランプはLED化に加え、水平基調にランプを配置することで、シャープな印象を付与した。
内装デザインでは、トヨタ車で最小となる直径362mmの真円ステアリングホイールを採用した。最適なグリップ断面形状を実現することで、操舵性と握り心地を徹底的に追求したとする。「GT」と「GT“Limited”」の両グレードでは、メータークラスタ中央のタコメーターで、最高出力付近の7000rpmが真上になるように設定した。加えて、メーター右側に、4.2インチのマルチインフォメーションディスプレイを配置。瞬間燃費や航続距離、「Gモニター」、「パワー・トルクカーブ」、「ストップウォッチ」といったさまざまな情報をドライバーに提供する。
BRZも86と同様に外観デザインの変更が図られている。新型BRZで注目を集めそうなのが、2016年秋発売を予定している上級グレード「GT」だろう。GTは、BRZの持つ走りのポテンシャルを最大限に高めるべく「bremboブレーキ」と「SACHSダンパー」を採用している。さらに、GTをベースとした特別仕様車「Yellow Edition」の先行予約を限定100台で2016年7月7日に始める。
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