スバル「BRZ」がマイナーチェンジ、トヨタ「86」と同じく1万円値上げ車両デザイン

富士重工業がスポーツカー「BRZ」をマイナーチェンジする。トヨタ自動車の「86」と同様に、サスペンションなどを改良する一方で、税抜き価格を1万円値上げした。

» 2014年04月22日 12時30分 公開
[MONOist]
「BRZ」の外観

 富士重工業は2014年4月22日、スポーツカー「BRZ」をマイナーチェンジし、同年6月27日に発売すると発表した。

 税抜き価格は、最も安価な「RAグレード」が197万円、「RA Racingグレード」が274万1000円(両グレードとも6速MT車のみ)、「Rグレード」6速MT車が237万円、6速AT車が243万5000円、「Sグレード」の6速MT車が268万円、6速AT車が275万5000円となっている。マイナーチェンジ前と比べると、RA Racingグレードが9571円、その他のグレードは全て1万円値上がりしている。なお、Sグレードについては、2013年8月のマイナーチェンジ時に税抜き価格が1万円値上がりしていた。

 今回のマイナーチェンジでは、ショックアブソーバーのフリクション特性を見直すなど、サスペンションにチューニングを施し、操縦安定性と乗り心地をともに向上している。この他、スポーツカーとしてのスタイリングをよりシャープにするシャークフィンタイプのルーフアンテナを標準装備した。最上級の「Sグレード」については、カーボン調加飾を施したインストゥルメントパネルや、デザイン性を高めたキーレスエントリー用のアクセスキーを新たに採用し質感を向上させたという。

 ボディカラーは、イメージカラーのブルーについて、「WR ブルー・マイカ」から、より鮮やかで力強さを増した新色「WR ブルー・パール」に変更した。さらに「サテンホワイト・パール」を「クリスタルホワイトパール」に、「スターリングシルバー・メタリック」を「アイスシルバーメタリック」を変更。全7色である点は従来と同じである。

「BRZ」の外観。ボディカラーは新色の「WR ブルー・パール」(クリックで拡大) 出典:富士重工業
「BRZ」の内装(左)とキーレスエントリー用のアクセスキー(クリックで拡大) 出典:富士重工業

 BRZは、トヨタ自動車との共同開発車であり、同社の「86」の姉妹車である。86は既に、2014年4月9日にマイナーチェンジを先行して発表しており、BRZと改良点もほぼ同じだ(関連記事:トヨタ「86」がサスペンションなどを改良、価格も1万円値上げ)。

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