東芝は、グループ内のPLM関連ソリューションの技術・開発機能を強化するため、開発体制を統合する。グループ内の関連部門を東芝インフォメーションシステムズのPLM部門に統合し、開発拠点を集約する。
東芝は2016年6月1日、グループ内のPLM関連ソリューションの技術・開発機能を強化すると発表した。IoT(モノのインターネット)を活用した、同社の「次世代型のものづくりソリューション」の上流工程の中核となるPLM関連ソリューションの開発体制を統合する。
今回の統合により、PLM導入コンサルティングを担当するインダストリアルICTソリューション社の技術部門と東芝ソリューションのPLM関連開発部門を、グループ内でのPLM関連ソリューションの導入・支援を担当する東芝インフォメーションシステムズのPLM部門に統合し、開発拠点を集約する。営業窓口は、従来通りインダストリアルICTソリューション社が担当する。
東芝インフォメーションシステムズは、ダッソー・システムズのPLMソリューション「ENOVIA」をグループでの標準PLMソリューションとして採用し、同グループ50サイト、約2万5000ユーザーへ展開した実績を持つ。グループ内で蓄積されたさまざまなノウハウを、ENOVIA上に「東芝PLMテンプレート」として整備している。
また、インダストリアルICTソリューション社は、グローバルでのPLM導入に関するコンサルティング、提案型スパイラルアプローチによる導入手法など、多様な業種・業態でのPLM適用提案や適用手法のノウハウを持つ。一方、東芝ソリューションは、顧客固有のプロセスにPLMパッケージを適合させてきた実績と大規模オフショア開発などでのノウハウを持っている。
これらの強みを最大限活用し、さまざまな製品の開発スピードを向上させ、顧客への提案力を強化するとしている。
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