dataPARCは日立システムズと2025年12月3日に戦略的パートナーシップを締結したと発表した。
dataPARCは2025年12月3日、日立システムズと同日に戦略的パートナーシップを締結したと発表した。
日立システムズは、産業分野におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)推進の一環として、生産現場の全体からデータを収集し、連携/活用する取り組みをサポートしている。
同社は今回の連携により、自社のデジタル製造ソリューション群にdataPARCの産業向け分析ツールキットを組み込むことで、プロセス制御システムや時系列データを記録/蓄積するシステム「データヒストリアン」、品質、保全、業務のデータなど、多様なデータソースを統合できる、オープンでスケーラブルなプラットフォームを製造業向けに提供する。
顧客はこのプラットフォームを活用することで、効率性、信頼性、持続可能性を高めるために、より迅速かつデータドリブンな意思決定を実現できるという。
日立システムズ 取締役常務執行役員の長谷正嗣氏は「当社のDXの知見と、dataPARCが提供する実績ある産業データ分析技術を融合することで、製造業の顧客がイノベーションのための強固なデータ基盤を構築する支援ができる」と話す。
その上で、「このパートナーシップにより、顧客は自社データをより効果的に可視化、分析、活用でき、スマートファクトリーや強靭(きょうじん)なサプライチェーンの実現を後押しする」と語っている。
dataPARC ビジネスディレクターのジェイソン・マイヤーズ氏は「日立システムズは日本における産業デジタル化の最も信頼できる技術パートナーの1社だ。日立システムズのデータドリブン製造のビジョンに、dataPARCのツールが貢献できることを非常にうれしく思う。当社は、顧客がプロセスデータの価値を最大化し、業績改善を加速させるための柔軟で最新のプラットフォームを提供していく」と述べた。
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