高精細な画像を描出するプレミアム超音波装置の新機種を発売医療機器ニュース

東芝メディカルシステムズは、プレミアム超音波装置「Aplio i」シリーズに、より高精細な画像を描出できる「Aplio i 900」「Aplio i 800」「Aplio i 700」を追加した。

» 2016年05月23日 08時00分 公開
[MONOist]

 東芝メディカルシステムズは2016年5月11日、プレミアム超音波装置「Aplio i(アプリオ アイ)」シリーズに、より高精細な画像を描出できる「Aplio i 900」「Aplio i 800」「Aplio i 700」を追加したと発表した。

 Aplio iシリーズは、浅部から深部まで、細く均一な超音波ビームを高密度で送受信する「iBeam技術」を採用している。プローブは、腹部/表在/心臓など幅広い臨床領域をカバーするiシリーズ専用プローブのほか、従来のAplioシリーズ用プローブにも対応。他に、心臓のリアルタイム3Dに対応した3D 経食道(TEE)プローブ、厚さ9mmの軽量腹部プローブ、最高24MHzの超高周波プローブなどの専用プローブもそろえた。

 また、微細な血流を描出する同社独自の血流イメージング技術「SMI(Superb Micro−vascular Imaging)」を進化させ、より細かな血流を感度良く描出可能にした。画像上の1点の流速の時間変化をグラフ化できるため、ほくろの内部の血流など、皮膚科などへの応用も期待できるという。

 モニターには、23インチの大型ワイド画面液晶モニターを採用。モニターと装置パネルは、従来の約2.5倍の範囲で位置調整が可能で、操作者の身体的な負担を軽減できる。さらに、Wi-Fiで装置に接続されたタブレット型の端末は、検査中の画面をリアルタイムに表示でき、簡単な操作が行えるセカンドコンソールとして使用できる。

 同社では、2016年5月27日に京都で開催される「超音波Week2016」に出展し、同時に国内での販売を開始する。

photo Aplio iシリーズ

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