東芝メディカルシステムズは、プレミアム超音波装置「Aplio i」シリーズに、より高精細な画像を描出できる「Aplio i 900」「Aplio i 800」「Aplio i 700」を追加した。
東芝メディカルシステムズは2016年5月11日、プレミアム超音波装置「Aplio i(アプリオ アイ)」シリーズに、より高精細な画像を描出できる「Aplio i 900」「Aplio i 800」「Aplio i 700」を追加したと発表した。
Aplio iシリーズは、浅部から深部まで、細く均一な超音波ビームを高密度で送受信する「iBeam技術」を採用している。プローブは、腹部/表在/心臓など幅広い臨床領域をカバーするiシリーズ専用プローブのほか、従来のAplioシリーズ用プローブにも対応。他に、心臓のリアルタイム3Dに対応した3D 経食道(TEE)プローブ、厚さ9mmの軽量腹部プローブ、最高24MHzの超高周波プローブなどの専用プローブもそろえた。
また、微細な血流を描出する同社独自の血流イメージング技術「SMI(Superb Micro−vascular Imaging)」を進化させ、より細かな血流を感度良く描出可能にした。画像上の1点の流速の時間変化をグラフ化できるため、ほくろの内部の血流など、皮膚科などへの応用も期待できるという。
モニターには、23インチの大型ワイド画面液晶モニターを採用。モニターと装置パネルは、従来の約2.5倍の範囲で位置調整が可能で、操作者の身体的な負担を軽減できる。さらに、Wi-Fiで装置に接続されたタブレット型の端末は、検査中の画面をリアルタイムに表示でき、簡単な操作が行えるセカンドコンソールとして使用できる。
同社では、2016年5月27日に京都で開催される「超音波Week2016」に出展し、同時に国内での販売を開始する。
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