コンテックは、新世代産業用コントローラー「PAC」シリーズを発売した。プログラミング言語の世界標準規格IEC 61131-3に準拠しており、EtherCATおよびModbusのフィールドネットワークに対応する。
コンテックは2016年5月9日、同社のM2M/IoTソリューションブランド「CONPROSYS」から、新世代産業用コントローラー「PAC」シリーズを発表した。PLCプログラミング言語の世界標準規格であるIEC 61131-3に準拠したソフトウェアPLCを採用し、EtherCATおよびModbusのフィールドネットワークに対応する。
PACシリーズは、グローバル市場で採用が進むPLCエンジン「CODESYS」を搭載し、ラダー、SFC、ファンクションブロックなど、国際標準規格IEC 61131-3のプログラミング言語でアプリケーション開発が可能だ。アプリ開発のための統合開発環境を無償提供しており、制御ロジックやフィールドバスI/Oなどの開発をシームレスに行うことができる。
また、オープンフィールドネットワークEtherCAT/Modbusのマスター機能を内蔵。CODESYS統合開発環境上で内蔵I/OやスタックI/Oと同様に、フィールドバスのI/Oをダイレクトに変数へ割り当てられる。また、機器本体に内蔵されたWebモニタリング機能、画面エディタツールで、あらかじめ用意されたグラフ、メーター、LEDなどを使って自由にWebページが作成可能で、遠隔地から設備の状態をリアルタイムに把握できる。
「PAC」シリーズには、スタックタイプとコンパクトタイプがあり、それぞれにEtherCATとModbusモデルがラインアップされている。
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