IDECは、1台で検出距離5m/検出角度270度のエリアをカバーする、セーフティーレーザースキャナー「SE2L形」を発売した。2段階の防護領域を設定可能で、機械を停止させる前に減速を開始する領域を設定できる。
IDECは2016年4月26日、1台で検出距離5m/検出角度270度のエリアをカバーする、セーフティーレーザースキャナー「SE2L形」を発売した。
SE2L形は、2段階の防護領域を設定できるデュアルプロテクション機能を搭載し、機械を停止させる前に減速を開始する領域を設定できる。2つの危険区域への侵入をそれぞれ独立して監視することも可能で、これまで2台のレーザースキャナーやライトカーテンで監視していたエリアも1台で監視できる。
また、RS-485通信により、SE2L形を最大4台まで接続して制御できるマスタースレーブ機能を搭載。入出力が統合されるため、4台を1台として扱うことができる。AGV(無人搬送車)などのエンコーダからの入力により、周囲環境に合わせて最大32種類の防護エリアの設定・切り替えが可能。これにより、高速時はエリアを広く、低速時は狭くするなど、速度に応じたエリア切り替えにも対応する。
価格はオープン。同社では、生産現場にロボットの導入を検討しているユーザー向けに、SE2L形2台と、周辺安全機器、盤内安全機器、安全ノウハウ指導などをセットにした「安全モデルパッケージ」の提案も開始した。「松」「竹」「梅」の3タイプをそろえ、価格は80万円からとなる。
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