自動運転技術を競う「ロボレース」、NVIDIAの参戦車両名は「GeForce One」?モータースポーツ

NVIDIAは、同社の技術カンファレンス「GTC 2016」において、自動運転アルゴリズムを競うモータースポーツ「Roborace(ロボレース)」の公式演算ユニットとして「DRIVE PX2」を供給すると発表した。自社が参戦する際の車両名も募集しており「GeForce One」などが候補に挙がってる。

» 2016年04月11日 12時00分 公開
[朴尚洙MONOist]

 NVIDIAは、同社の技術カンファレンス「GPU Technology Conference(GTC) 2016」(カロフォルニア州サンノゼ、2016年4月4〜7日)において、自動運転アルゴリズムを競うモータースポーツ「Roborace(ロボレース)」の公式演算ユニットとして「DRIVE PX2」を供給すると発表した。

「ロボレース」の専用電気自動車フォーミュラカーのデザイン 「ロボレース」の専用電気自動車フォーミュラカーのデザイン(クリックで拡大) 出典:NVIDIA

 ロボレースは、センサーや演算ユニットを搭載した共通の専用電気自動車フォーミュラカーを使って、自動運転アルゴリズムを競うモータースポーツだ。2016年10月に開幕する電気自動車のフォーミュラカーレース「フォーミュラE」の2016〜2017年シーズンから開催される。ドライバーが乗車するフォーミュラEと同じ公道コースを、10チームが1時間走行して競う。

 ロボレースの専用車の仕様は共通であり、各チームは自動運転アルゴリズムやその基礎となる人工知能技術などを競うことになる。公式演算ユニットとなるDRIVE PX2は、同社のSoC(System on Chip)「Tegra」の次世代モデル2個と、「Pascal」アーキテクチャ採用の次世代GPU2個を搭載しており、1秒間に24兆回もの演算が可能だという。また、12個のビデオカメラ、ライダー(LIDAR)、ミリ波レーダー、超音波センサーと接続できるようになっている。

 NVIDIAは、自身がロボレースに参戦する場合の車両名の候補として「Deep Green」を挙げている。ただし、他の候補もブログのコメント欄で求めており、「GeForce One」などさまざまな意見が書き込まれている。

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