三菱電機の「e-F@ctory」が、2015年フロスト&サリバン「東南アジア・イネーブリングテクノロジー」のリーダーシップ賞を受賞した。
三菱電機は2016年2月5日、同社の「e-F@ctory」が、2015年フロスト&サリバン「東南アジア・イネーブリングテクノロジー」のリーダーシップ賞を受賞したと発表した。
e-F@ctoryは、共通のプロトコルやネットワークを利用してFA機器を統合する三菱電機の統合的コンセプトだ。製造業におけるIIoTの重要性の高まり、透明性が最優先事項となることをふまえ、同社のe-F@ctoryが、FA(ファクトリーオートメーション)におけるIIoT(産業分野向けモノのインターネット)を可能にする技術を提供していることが評価され、今回の受賞に至った。
e-F@ctoryの心臓部には、制御機器、表示器 、駆動機器、ロボットなどの制御システムとITシステムを接続するために関連ハードウェア・コンポーネントに一体化される装置などの核となるFAコンポーネントがある。それにより、生産実行システム(MES)やエンタープライズ・アプリケーションにとって理想的な環境がもたらされるという。
3000以上の直接・間接的なパートナーのネットワークを通じて、e-F@ctoryはさまざまなセンサー、機械、IT技術を単一の活力のある製造実体へとより簡単に統合する。
。例えばインテルとの協力や他のe-F@ctory Allianceメンバーとの連携を通じて、マレーシアで試験的な運用がなされているが、その結果として、インテルのバックエンド製造工場では廃棄物の削減や効率向上により、数百万ドルのコスト削減がもたらされているという。
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