ダウンサイジングターボ搭載の新型「CX-9」、北米市場向けを国内工場で生産開始エコカー技術

マツダは、同社のフラッグシップSUV「CX-9」の新モデルの生産を開始した。2016年春から販売を始める米国とカナダ市場向けとなる。新型CX-9に搭載するダウンサイジングターボエンジン「SKYACTIV-G 2.5T」の生産も始めている。

» 2016年02月12日 15時00分 公開
[朴尚洙MONOist]

 マツダは2016年2月12日、同社のフラッグシップSUV「CX-9」の新モデルの生産を、本社宇品第1(U1)工場(広島市南区)で同年2月11日から開始したと発表した。本社工場(広島県府中町)では、新型CX-9に搭載するダウンサイジングターボエンジン「SKYACTIV-G 2.5T」の生産も始めた。

新型「CX-9」の外観ダウンサイジングターボエンジン「SKYACTIV-G 2.5T」 新型「CX-9」の外観(左)とダウンサイジングターボエンジン「SKYACTIV-G 2.5T」(右)(クリックで拡大) 出典:マツダ

 今回生産を開始した新型CX-9は、2016年春から販売を始める米国とカナダ市場向けの車両となる。マツダは、新型CX-9のグローバル年間販売計画台数を約5万台に設定しているが、このうち約8割を北米市場が占めるとしている。なお、新型CX-9の国内市場での販売計画は明らかになっていない。

 新型CX-9は、新世代技術「SKYACTIV」とデザインテーマ「魂動−Soul of Motion」を全面的に採用した新世代商品群の第7弾モデルである。SKYACTIV-G 2.5Tは、「アテンザ」や「CX-5」に採用している自然吸気の直噴ガソリンエンジン「SKYACTIV-G 2.5」をベースに開発された。運転条件に合わせて排気の脈動状態を変化させる世界初の技術「ダイナミック・プレッシャー・ターボ」を適用するなどして、ダウンサイジングターボエンジンの課題を解決している。米国のEPAモードで現行CX-9から約20%の燃費改善を実現したという。

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