繰り返して言及するということは、そこに興味を持っていて、まさにモデリングの中心にしてほしいという要望の表れです。
明示していますから、これを採用しない訳にはいきません。
ヒアリングして曖昧だったものは、すぐにモデリングで不採用にするのではなく、ヒアリングを重ねて、その真意を探りましょう。当たり前だから曖昧にしたままなのか、本当に不明だから曖昧にしたのか、重要なものだから後で決定したいのかなどを探る必要があります。
矛盾があるのはわざとそうしているのか、それとも当たり前の事実がこちらには分からないから矛盾や抜けのように思えてしまうのかなどを探る必要があります。
モデリングの基本は要素の粒度(詳細度)をそろえることです。意味もなく粒度が違うのは駄目です。しかしここでのテーマは「抽象化と具象化のバランス」で、粒度の統一よりもこのバランスの方が重要です。しかし意味もなく粒度が違うのはNGですので、粒度が違うときはちゃんと理由が説明できることが必要です。
目立てさせたいものは真ん中に置き、そうでないものは端(下部)に配置するのがいいでしょう。
具象化するものは1点だけにする原則「1モデル図、1詳細記述」を守ってください。1関数1機能と同じような標語になります(しかし2個までなら許せます)。
具象化は猿でもできます(実際はもちろんできません)が、抽象化こそが人間がすることです。ネーミングひとつから、時間を掛けて抽象化してください。
具象化すると、仕様変更に弱くなります。その対処が必要になります。
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