コンテックは、Low Profile規格に準拠したPCI Express拡張ボードを発売した。12〜24VDC回路に対応したフォトカプラ絶縁入力と、フォトカプラ絶縁オープンコレクタ出力を搭載している。
コンテックは2015年10月16日、フォトカプラ絶縁入出力インタフェースを搭載し、Low Profile規格に準拠したPCI Express拡張ボードを発売した。ラインアップは、電源内蔵タイプの「DIO-1616B-LPE」と電源なしの「DIO-1616L-LPE」の2種。製造装置や検査装置などのコントローラーとして使用される省スペースPCにおいて、デジタル信号の入出力機能が増設可能になるという。
今回発売された拡張ボードは、12〜24VDC回路に対応したフォトカプラ絶縁入力16点とフォトカプラ絶縁オープンコレクタ出力16点のインタフェースを搭載。入力には、チャタリングなどによる信号ON/OFFの誤認識を防ぐデジタルフィルタ機能を備え、出力にはサージ電圧保護のツェナーダイオードと過電流保護回路を内蔵した。
DIO-1616B-LPEは、これらの機能に加え、12VDC電源を内蔵している。外部の直流電源が確保できない場合でも、入出力回路を駆動できる。
同社従来製品の「PIO-16/16L(LPCI)H」「PIO-16/16B(LPCI)H」とは入出力信号接続用コネクタの形状/信号配置が共通のため、同一のケーブル/アクセサリ製品を使用できる。また、同一のAPIも利用可能で、PCIからPCI Expressを使ったシステムへの移行も容易にした。
価格(税別)は、DIO-1616B-LPEが3万8000円、DIO-1616L-LPEが3万円となっている。
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