同社 商品企画部 部長の佐々木 英王氏は、Share Nativesについて、「これから運転免許を取得する世代にとって、幼い頃からのコミュニケーションツールは通信機能を備えたゲームであり、EメールやSNSだ。デジタルネイティブである彼らは、イベントがあるとその場で写真や動画を撮り、すぐにSNSでシェアする。それを見た仲間は“いいね!”と意思表示をし、別の仲間にシェアする。大切なのは実体験かバーチャルかではなく、そこで得た経験を共有できるかどうか。スマートフォンの登場で、彼らはいつどんな時でも仲間とつながり、情報や体験をシェアする自由を手に入れた」と説明する。
そんなShare Nativesは、クルマに対して、本来の目的である“移動”以外の部分に楽しみを求めており、スマートフォンのように自在にアレンジできる存在であってほしいと考えている。「これは自分好みにカスタマイズするのとは異なり、その日の気分に合わせてクルマをワンタッチでモディファイ&アレンジさせるイメージ」(佐々木氏)としている。
またShare Nativesが、軽自動車を積極的に選ぶことも分かった。経済的なメリットだけでなく、軽自動車のコンパクトなボディが、まるでポケットに入れて持ち運べるモバイル機器のように映っているという。さらに、日産自動車が得意とする電気自動車との組み合わせを検討する中で、「Share Nativesにとって“充電する”という行為が日常的なものと気付いた。むしろ、ガソリンスタンドに行って“ガソリンを入れる”よりも、自宅で“充電する”方が彼らのスタイルに合っている」(同氏)と分析した。そして、街乗りに十分な走行距離を持つテアトロ for デイズが究極のモバイルバッテリーになることを含めて、軽自動車と電気自動車がShare Nativesのニーズに合致するという判断に至った。
2014年6月に開催された英国のモータースポーツイベント「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2014」にて初公開したニッサン コンセプト2020 ビジョン グランツーリスモは、新たなボディカラー「Fire Knight」を採用し、日産のデザインシグネチャの1つである「Vモーショングリル」をさらに際立つデザインにリファインした。
リーフは、満充電からの走行距離が従来の228km(JC08モード)から280km(社内計測値)と約23%伸びた。衝突回避や衝突被害の軽減を実現する自動ブレーキと車線逸脱警報を兼ねる運転支援システムも標準で装備している。
この改良版のリーフは、既に米国と欧州では2015年9月に発表されている。日本では、同年11月に発表し、12月に発売する予定になっている。
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