SIP-adusは2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催時期を目標として、次世代公共交通システム(バス)の実用化を目標に掲げている。「実際に2020年に自動運転システム搭載のバスができ上がるわけではない。自動運転の技術を生かし、新幹線のようにスムーズな加減速や、渋滞混雑を避けた走行など、確実な利用法を考案中だ」(葛巻氏)。
また、次世代公共交通システムの開発と連携する形で、障がい者や高齢者などの歩行支援システムの開発も進んでいる。「全ての人にスムーズな移動環境を提供」を掲げ、車いすへのスロープの案内や、エレベーター案内などの実現に取り組んでいる。
葛巻氏は「現在の進捗状況は、2020年度までの目標に対して、大体10〜15%程度。ひとまずどこを協調していくべきか、目標を決めた段階だ。今後は、各情報・技術をしっかり統合できるよう進めていく」と述べた。
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