1台で4軸のステッピングモータ駆動が可能な4軸一体型ドライバを開発FAニュース

山洋電気は、クローズドループステッピングシステム「SANMOTION Model No.PB」のラインアップを拡充し、DC電源入力の4軸一体型ドライバ「PB4D003P340」を開発した。1台のドライバで、4軸のステッピングモータの駆動が可能となっている。

» 2015年09月25日 07時00分 公開
[MONOist]

 山洋電気は2015年9月8日、クローズドループステッピングシステム「SANMOTION Model No.PB」のラインアップを拡充し、DC電源入力の4軸一体型ドライバ「PB4D003P340」を開発したと発表した。半導体関連装置、食品関連機器、一般産業機械などの用途に向ける。

 PB4D003P340は、1台のドライバで4軸のステッピングモータの駆動が可能。入出力信号線が1台分になるため省配線で、同社従来製品のドライバ4台分と比較し、半分以下のスペースで設置できる。

 また、従来のクローズドループ制御に加え、位置指令に対する遅れがない制御モードを搭載。装置のタクトタイムを短縮した。位置指令の分解能は、200P/R〜5万1200P/Rの間で設定できるため、装置に必要とされる分解能に適した駆動が可能だという。

 入力電源は主回路電源がDC24/48V、制御電源がDC24Vで、適合モータサイズは28mm角/42mm角/60mm角。過負荷停止、電源電圧異常、回生電圧異常、過熱保護、過電流保護、エンコーダ断線、CPU異常などの保護機能も備えた。

 発売は2015年10月23日の予定で、価格はオープンとなっている。

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