東芝メディカルシステムズは、ワイヤレスFPDを組み合わせたデジタルラジオグラフィ装置「TFD-2020A」を発売した。被検者の被ばくを低減しながら、高精細な画像を提供できる。
東芝メディカルシステムズは2015年8月31日、東芝電子管デバイス製ワイヤレスFPD(Flat Panel Detector)を組み合わせた、デジタルラジオグラフィ装置「TFD-2020A」を発売した。
TFD-2020AのFPDは、14×17インチ半切カセッテサイズの無線タイプで、高感度CsI:TI(タリウム活性化ヨウ化セシウム)シンチレータを採用している。感度と量子検出効率が高く(DQE 70%以上)、撮影線量を自社比で約20%低減。そのため、被検者の被ばくを低減しながら高精細な画像を提供できるという。
さらに、バッテリー単体での残量チェック機能を備え、FPD背面の全周囲を滑りにくくして取り落としを防止するなど、安心して使用できるよう配慮された設計になっている。操作卓のインタフェースは、簡単に操作できる直感的なデザインを採用。東芝製デジタルX線TVシステムやX線循環器診断システムなどのX線診断システムの他、CT、超音波装置などのインタフェースと類似させ、扱いやすくしている。
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