ゴルフGTEがフォルクスワーゲン初のプラグインハイブリッド車であるのに対して、BMWのX5 xDrive40eは国内投入で見ても、「i8」に続いて2車種目のプラグインハイブリッド車になる。
X5 xDrive40eは、プレミアムスポーツカーの位置付けだったBMW i8に対して、四輪駆動システム「xDrive」を搭載する四輪駆動のプラグインハイブリッド車であることを特徴とする。
プラグインハイブリッドシステムは、排気量2.0lのターボエンジン、8速ATと一体化したモーター、リチウムイオン電池パックなどから構成される。ゴルフGTEと同様に走行モードを選択可能で、エンジンとモーターを最適効率で組み合わせて使う「AUTO eDrive」とモーターだけで走行する「MAX eDrive」、エンジンだけで走行する「SAVE Battery」の3つがある。
エンジンは最高出力180kW/最大トルク350Nm、モーターは最高出力83kW/最大トルク250Nm。荷室下部に設置した水冷のリチウムイオン電池パックは容量が9.0kWhである。EV走行距離は約31kmである。
車両重量はX5 xDrive40eは2370kg。ゴルフGTEとは異なり、同じ排気量2.0lのターボエンジンを搭載するX5はないので直接の比較はできないが、最も軽量の排気量3.0lターボエンジンを搭載する「X5 xDrive35i」の車両重量が2150kgなので、220kgの重量差がある。
税込み価格は927万〜993万円。X5 xDrive35iが860万〜905万円、排気量3.0lのクリーンディーゼルを搭載する「X5 xDrive35d」が859万〜943万円なので、価格差は60万円程度に収まっている。
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