3つ目のお題です(図12)。
これは、隠れ線だけでなく「外形線」も足りないようです。図面をよ〜く観察して適切な線を入れてみましょう。
正解はコチラです(図13)。
さて、今回は3つのお題を出題しました。いずれのお題も「壁の手前と向こうには何があるのかな?」という意識を持って図面を見てみると、描くべき線が分かると思います。
それでは、次回までの宿題です(図14)。
これは、先ほどまでの3つのお題と違って、必要な線が全て入っています。しかし、破線だらけの図面になっており、形状そのものが分かりづらくなっています。
この形状が分かりづらい図面を、もっとスッキリとした図面にするにはどうすればよいでしょうか? 考えてみてください。
正解は次回発表します。本稿の最後にヒントを載せておきますので、さっぱり分からないという方は参考にしてみてください。
さて次回は、今回少しだけ触れた「記号」についてと、精密加工に欠かせない「幾何公差」ついて解説したいと思います。お楽しみに! (次回に続く)
※空欄をクリックしてヒントを見る⇒( 切断 )
藤崎 淳子(ふじさき じゅんこ)
長野県上伊那郡在住の設計者。工作機械販売商社、樹脂材料・加工品商社、プレス金型メーカー、基板実装メーカーなどの勤務経験を経てモノづくりの知識を深める。紆余曲折の末、2006年にMaterial工房テクノフレキスを開業。従業員は自分だけの“ひとりファブレス”を看板に、打ち合せ、設計、加工手配、組立、納品を1人でこなす。数ある加工手段の中で、特にフライス盤とマシニングセンタ加工の世界にドラマを感じており、もっと多くの人へ切削加工の魅力を伝えたいと考えている。
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