東芝の産業用コントローラー「TMnv」シリーズに追加された中小規模システム向け分散制御システム(DCS)の「type2 light」は、大規模システム向けからコントローラー基幹部を83%小型化した。
東芝は2015年8月7日、産業用コントローラー「TMnv」シリーズの新製品として、中小規模システム向け分散制御システム(DCS)の「type2 light」をラインアップに加え、販売開始したと発表した。
type2 lightは、大規模システム向けDCSの「type2」などで培ってきた技術・機能を生かし、高い演算機能を維持しながら、ハードウェアやソフトウェアを中規模システム向けに最適化した汎用モデル。イーサネット、演算機能、フィールドバスのTC-net I/O Loop、二重化などの主機能を1つの機能モジュールにまとめることで、type2と比べてコントローラー基幹部を83%小型化した。
また、ヒューマンマシンインタフェース(HMI)から演算機能、電源、ネットワークなどの各機能を二重化。稼働の安定性向上を図り、システムの不具合時やメンテナンス時でもシステムを停止させずに連続稼働できるようにした。さらにコントローラーの内部メモリには、ECC(Error Correction Code)回路を適用。単純なエラー検出をするだけでなく、エラー部位を正しい値に訂正することで、DCSを継続して安全稼働できるようにしている。
MONOist FAフォーラムのメールマガジンの配信を2014年7月よりスタートしました。FAニュースをはじめ、産業用ロボット、インダストリー4.0、PLCや産業用ネットワーク、制御システムセキュリティなど注目の話題をまとめてお届けしています。
ぜひ、メルマガ配信のご登録をお願い致します。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.