IoTによるプリンティングソリューションを発売 : FAニュース
サトーホールディングスは、IoTを用いた保守サービス「サトーオンラインサービス(SOS)」を開発し、同サービスを搭載したラベルプリンタ「スキャントロニクスCL4NX-J/6NX-J」シリーズを発売した。
サトーホールディングスは2015年8月3日、IoT(モノのインターネット)を用いた保守サービス「サトーオンラインサービス(SOS)」を開発し、同サービスを搭載したラベルプリンタ「スキャントロニクスCL4NX-J/6NX-J」シリーズを発売した。「産業用ラベルプリンタでは、IoTを実装したサービスは世界初」(同社)になるという。
SOSは、ラベルプリンタの稼働状況を24時間365日遠隔監視し、問題が予想される箇所を事前に見つけて必要なサポートを行うサービスとなる。CL4NX-J/6NX-Jは、このSOSを採用したラベルプリンタで、プラグアンドプレイを容易にする仕様を標準で搭載。作業環境や言語、インフラが異なる場合でも、簡単に使えるユニバーサル性を追求した機能を備えた。
印字サイズは、CL4NX-Jが4インチ幅、CL6NX-Jが6インチ幅となる。日本での発売後、2016年1月にはアジア各国・米州・欧州でも順次サービスを展開する予定だという。
スキャントロニクス「CL4NX-J」
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