自動車部品製造業向け基幹業務パッケージの拡張テンプレートを発売製造ITニュース

NECネクサソリューションズは、自動車部品製造業向けの基幹業務パッケージ「EXPLANNER/Ja」向け拡張テンプレートを発売した。管理業務のコスト削減、実績情報の収集、原価精度の向上などを可能にするという。

» 2015年08月04日 07時00分 公開
[MONOist]

 NECネクサソリューションズは2015年6月24日、自動車部品製造業向けの基幹業務パッケージ「EXPLANNER/Ja」向け拡張テンプレートを発売した。主に中堅自動車部品製造業を対象とし、管理業務のコスト削減、実績情報の収集、原価精度の向上などを可能にするという。

 今回発売された拡張テンプレートは、EXPLANNER/Jaに「タブレット実績収集」「かんばん台帳」機能の他、技術情報管理(PLM)ソリューション「ObbligatoIII」とのBOM(部品表)連携機能を提供する。

 タブレット実績収集テンプレートでは、Androidタブレットで生産指示・社内かんばんの実績データをリアルタイムに入力できる他、出来高実績、作業工数実績、部品の入出庫、設備停止などの入力もできる。また、製造現場の実績データを収集し、作業の進捗状況把握や設備の稼働状況確認も可能。実績データを分析して不良要因を把握することで、品質向上に加え、適正な製造リードタイムを把握できる。

 さらに、かんばん台帳テンプレートでは、2次元バーコードによる社内かんばん・発注かんばんの管理ができる。PLMソリューションであるObbligatoIIIとEXPLANNER/Jaの部品表データを連携するためのObbligatoIII連携テンプレートでは、設計部品表(E-BOM)と生産部品表(M-BOM)を一元管理する統合BOM環境が可能になるという。

 価格(税別)は、タブレット実績収集テンプレートが50万円、かんばん台帳テンプレートが80万円。ObbligatoIII連携テンプレートは、EXPLANNER/Ja、ObbligatoIIIを購入した場合の標準機能となる。

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