丸紅情報システムズ(MSYS)は、独Tebis社のハイエンド統合CAD/CAMソフトウェア「Tebis」の最新版「Tebis Version 4.0 Release1」の販売を2015年10月1日より開始すると発表した。
丸紅情報システムズ(以下、MSYS)は2015年6月19日、独Tebis社のハイエンド統合CAD/CAMソフトウェア「Tebis」の最新版である「Tebis Version 4.0 Release1」の販売を同年10月1日より開始すると発表した。
Tebisは、3次元CADデータから工作機械を動かすNCデータを作成したり、PC上で加工シミュレーションを実施したり、3次元スキャナなどで計測した点群データを3次元CADデータ化したりすることが可能なソフトウェア。大幅な工数低減と加工品質の向上を実現する豊富なCAD/CAM機能を実装しているという。
最新版のTebis Version 4.0 Release1では、日本語メニューに対応し、コマンドメニューを自由にカスタマイズして最適な使用環境が構築できる新しいユーザーインタフェースを採用。ユーザーの業務に適した機能構成を選択できるよう、「金型製作」「部品加工」「デザイン」など、11の業種別に最大3つのパッケージをラインアップする。また、機能を絞り込んだエントリーパッケージを用意するなど、販売価格も従来製品の3分の1程度からとして導入ハードルを下げた。「Tebis Version 4.0 Release1を活用することで、従来製品と比較し、製造リードタイムを30%以上削減、さらにリバースエンジニアリング分野では50%以上の工数低減が見込める」(同社)という。
主なバージョンアップ項目は以下の通り。
Tebis Version 4.0 Release1のCAD/CAMパッケージのエントリー構成は250万円(税別)からとなる。MSYSは、自動車・航空宇宙産業のメーカー、サプライヤー向けに販売し、販売開始後1年間で3億円の売上を目指すとしている。また、今回のリリースに併せて、既存ユーザー向けのセミナーとバージョンアップトレーニングの開催も予定している。
なお、MSYSは2015年6月24〜26日の3日間、東京ビッグサイトで開催される「第26回 設計・製造ソリューション展(DMS2015)」に出展し、Tebis Version 4.0 Release1の展示デモを行うという[ブース:東3ホール 東6-30]。
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