環境性能が向上した産業用インクジェットプリンタ3機種を発売FAニュース

日立産機は、IoTに対応した産業用インクジェットプリンタ「Gravis UX」シリーズ3機種を2015年6月から販売開始する。独自の「溶剤低消費システム」により、環境性能を向上させた。

» 2015年06月04日 07時00分 公開
[MONOist]

 日立産機システムは2015年5月18日、IoTに対応した産業用インクジェットプリンタ「Gravis UX」シリーズを発表した。ラインアップは、ベーシック機・高性能機・プレミアム機の3機種で、同年6月から販売開始する。

 Gravis UXシリーズは、同社独自の溶剤低消費システムにより、溶剤の揮発量を抑制。プレミアム機では、従来機に比べて補力液消費量を50%削減し、環境性能を向上させた。

 また、製造工場におけるIoTに役立つイーサーネット通信を標準搭載し、イーサーネット通信モジュールとIJP通信ライブラリーを使って、簡単にイーサーネット通信システムが構築できる。

 さらに、シンプルな画面構成やインク・補力液ボトルのカートリッジ化、インク補充などに対したアラート機能などの機能により、使いやすさも向上。国際規格(IEC60529)IP65に準拠し、設置環境にも対応した。

 価格(税別)は、ベーシック機が152万円から、高機能機が180万円から、プレミアム機が235万円からとなっている。

photo 産業用インクジェットプリンタ「Gravis UX」シリーズ外観

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