三菱自動車は、「ニューヨークオートショー2015」(一般公開日:2015年4月3〜12日)において、大幅改良を施した中型SUV「アウトランダー」の北米向けモデルを初披露した。フロントフェイスをはじめとするデザイン刷新により、ダイナミックさと力強さを表現しているという。
三菱自動車は2015年4月1日(米国時間)、「ニューヨークオートショー2015」(一般公開日:2015年4月3〜12日)において、大幅改良を施した中型SUV「アウトランダー」の北米向けモデルを初披露した。
今回の大幅改良の最大の特徴はデザインの刷新だ。フロントフェイスは、歴代の「パジェロ」で培ったデザインを継承・進化させた「Dynamic Shield」という考え方に基づいて設計された。中央に向って左右から包み込むようなバンパーサイドのプロテクト形状と、バンパー下部のスキッドガード形状により、「人とクルマを守る機能をダイナミックで力強い形として表現した」(同社)という。
フロントドア、リヤドアの下部にドアガーニッシュ、リヤバンパー下部にもスキッドガード形状を採用して、SUVらしい存在感のあるデザインで全体を統一した。LEDヘッドランプやLEDリヤコンビネーションランプによって先進的なイメージの演出も狙っている。
この他、静粛性、乗り心地、操縦性、加速性能を向上させるために、約100カ所におよぶ改良を施した。中でもボディについては、吸遮音材・制振材やダイナミックダンパーの追加など3カ所以上の改良を施して、エンジン音やロードノイズ、風切音を大幅に低減した。
トランスミッションでは、新世代CVTを採用するとともに、エンジンとCVTの協調制御を最適化して、エンジン回転の上昇に対するリニアな加速を実現。また、無段変速のCVTに、自動変速機のようなステップアップシフトを採用することで、アクセルを大きく踏み込んだ場合にドライバーの感覚に合った気持ちよい加速フィーリングを得られるようにした。
シャシーでは、サスペンション取付部の剛性を向上して、ステアリングホイールやサスペンションからの入力を正確にボディに伝えることで、操舵感・操舵に対する応答性と正確性を向上した。またリヤのショックアブソーバーのシリンダーを大径化して、走行安定性と乗り心地の向上など走りの質感を向上させたとしている。
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