アジア5カ国・地域の女性管理職比率は平均29%だったが、日本では19%。前年から4ポイント増とはなっているが、依然として最低水準にとどまっていると指摘するレポートを人材紹介会社ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパンが発表した。
日本の女性管理職比率は上昇の兆しを見せつつあるが、現状ではアジア各国の中でも最低水準にとどまっているようだ。人材紹介会社のヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパンは2015年3月5日、「2015年度ヘイズアジア給与ガイド」の中からアジア各国における女性管理職の比率に関するデータを抜粋し、アジア全体の女性管理職比率は平均29%だったのに対して日本では19%にとどまったと発表している。
調査対象となったのは、日本、中国、マレーシア、香港、シンガポールという5つの国・地域。この中で女性管理職の比率が最も高かったのは、中国で36%。続いて、マレーシア(34%)、香港(31%)、シンガポール(27%)、日本(19%)という順になっている。
一方、日本の女性管理職比率は低水準ではあるものの、前年の15%からは4ポイント上昇。5ポイント増のマレーシアに次ぐ上昇幅となっている。
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