新型「ステップワゴン」は1.5l直噴ターボ搭載、新機構「わくわくゲート」もエコカー技術

ホンダは2015年4月下旬に発売予定の新型「ステップワゴン」をWebサイトで先行公開した。新開発の排気量1.5l(リットル)の直噴ターボガソリンエンジン「VTEC TURBO」を搭載するとともに、テールゲートに横開き式のドアを備えた新機構「わくわくゲート」を採用する。

» 2015年03月13日 13時00分 公開
[朴尚洙,MONOist]

 ホンダは2015年3月13日、同年4月下旬にフルモデルチェンジを予定している新型「ステップワゴン」の情報をWebサイトで先行公開した。

 新型ステップワゴンは5代目で、2009年10月発売の4代目モデルから約5年半ぶりのフルモデルチェンジとなる。新たに開発した排気量1.5l(リットル)の直噴ターボガソリンエンジン「VTEC TURBO」を搭載し、排気量2.4lエンジン並みのトルクによる力強くスムーズな加速と、優れた燃費性能、高い静粛性を実現している。


新型「ステップワゴン」のベースモデル(左)とカスタムモデル「スパーダ」(右)の外観(クリックで拡大) 出典:ホンダ
新型「ステップワゴン」の内装(クリックで拡大) 出典:ホンダ

 VTEC TURBOは、ホンダ独自の「VTEC」をはじめとした可変動弁機構を適用するとともに、高流動燃焼を用いた直噴ターボ過給によって出力を向上。ターボチャージャーなどの過給器を用いることで、エンジンの排気量を小さくしても出力性能を維持できる「ダウンサイジング過給」と呼ばれる手法により、燃費向上や各国の排出ガス規制への対応を図った(関連記事:ホンダの新型「シビック Type R」、新開発の直噴ダウンサイジングターボを搭載)。

 排気量1.5lのVTEC TURBOは、徹底的に低フリクション化を図った新骨格の直列3気筒エンジンがベースになっており、最高出力は150kW、最大トルクは260Nmとされている。

テールゲートが横開きする「わくわくゲート」

 室内空間は5ナンバーミニバンで最も広くなるとしている。さらに興味深いのが、テールゲートに横開き式のドアを備えた新機構「わくわくゲート」だ。3列目シートを左右独立して床下格納できる「マジックシート」との組み合わせにより、テールゲートを開けることなく横開き式のドアから3列目シートへの乗り降りが可能だ。荷物の出し入れも容易になる。

新型「ステップワゴン」の新機構「わくわくゲート」(クリックで拡大) 出典:ホンダ

 この他、自動ブレーキなどの機能を備えた運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」も搭載する。

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